遠い親戚のような距離感のコミュニティづくり | RYOZAN PARK OTSUKA

浦長瀬さんと高木さんの写真。 大塚人インタビュー

巣鴨・大塚を舞台に様々な施設を展開し、「こころざし」あるものが集う「拠点」を目指しているRYOZAN PARK。

その独特なコミュニティづくりを支えているのが、RYOZAN PARKのコミュニティマネージャーのみなさんです。

今回はそんなRYOZAN PARKに10年近く関わり、コミュニティマネージャーとしても活動してきた浦長瀬紳吾さん。

そして、生まれも育ちも大塚の生粋の“大塚っ子”であり、RYOZAN PARKのコミュニティマネージャーとしても活動を始めた高木裕人さんにお話を伺いました。

“人”に惹きつけられて

かつてRYOZAN PARKに入居もされていた浦長瀬さん

浦長瀬さん「元々私はシステムエンジニアとしてキャリアをスタートさせたのですが、当時は機械との対話ばかりで寂しさを感じる日々でした。

出身が奈良県なんですが、近所との距離が非常に近い環境で育ったということもあり、人との関わりが薄い生活に違和感があったんです。

そんな時に、出張で奄美大島に行くことになりました。

当時ランニングが趣味だったこともあり、
「せっかくなら奄美大島を一周してみようと思う」
ということを友人に話したところ、
「それなら災害ボランティアの際にお世話になった恩人に手紙を届けてほしい」
と頼まれたんです。

実際にやってみると双方に喜んでいただけて、その方は涙まで流してくれたんです。

「これはスマホ上だけの言葉では伝えきれない想いを伝えることができる」
と感じ、個人事業として飛脚便を始めることを決めました。

ですが、経営の知識もないまま走り出したということもあり、資金繰りにも苦戦をし、いろいろな経営者さんに相談していた中で、RYOZAN PARKのメンバーに出会ったんです。

それがきっかけとなり、RYOZAN PARKに入居を決めました。

RYOZAN PARKに来たとき、どこか飛脚に通じるものを感じたんです。


核家族化が進んでいる中で、
「Facebook上だと友達は増えるけど、困った時に相談できる方は少ないかも……」
という感覚をずっと持っていました。

そんな中で、オーナーの竹沢さんが
「拡大家族のように、お互い遠い親戚のような距離感で、依存しすぎず、でも困ったときには頼り合えて背中を押し合える環境をつくりたい」
とお話しされていて、それがまさに自分が求めていたものに近かったんです。

飛脚の、人と人との心理的な距離を縮めることに私は価値を感じていたので、ここで学ぶことがたくさんあると思い、コミュニティマネージャーとしてジョインさせていただくことになりました」

生まれも育ちも大塚の高木さん

高木さん「私は生まれも育ちもずっと大塚なんです。

大塚病院で生まれて、実家も南大塚にあります。
小学校、中学校、高校は地元の学校に進学し、大学も豊島区にある大学に進みました。

生粋の“大塚っ子”ですね。

そんな学生時代に、若者を中心にしたコミュニティづくりを目指す法人を、大塚を拠点にして立ち上げました。

しかし拠点は大塚にあるものの、実際は地方で活動することが多く、なかなか大塚のための活動をするということができていなかったんです。

そこの葛藤はずっとあって、自分が立ち上げた法人以外の場所で大塚のために何かできないかと考えていたところ、 InstagramでRYOZAN PARKのコミュニティマネージャーの求人を見つけたんです。

「これいいじゃん!」

と思い、最初はアルバイトに応募する感覚で一次面接に伺ったのですが、そこでオーナーの竹沢さんと意気投合してしまって。
4月からは週4の正社員として働くことになりました。

竹沢さんとは話していて波長がとても合うというのももちろんですが、巣鴨・大塚エリアに集中してコミュニティを育てていくという考え方にとても共感をしました。

仕事の関係というよりも、「人生の仲間」として長く一緒に何かをつくっていける人に出会えた、という感覚がありましたね。

実際、面接の最後はお互いにちょっと感情的になるくらい、想い思いが重なっていたと思います」

RYOZAN PARKのコミュニティマネージャーとは

高木さん「私はここで働き始めてまだ2ヶ月ほどですが、RYOZAN PARKのコミュニティマネージャーは、いわゆる一般的なコミュニティマネージャーのイメージとは少し違うと感じています。


一般的にコミュニティマネージャーというと、シェアオフィスの管理人のような役割に寄るか、あるいはコミュニティづくりに特化するか、どちらかに偏りがちな印象があるんです。

でもRYOZAN PARKは、そのバランスがすごく絶妙なんですよね。


メンバーさんと一緒にランチに行くなどプライベートでの関係性を築きつつも、同時にメンバーさんの満足度を上げていくのはもちろん、RYOZAN PARKをどのように発展させていくかというビジネスの視点も常に持っているんです」

浦長瀬さん「実際にやっていることといったらすごく地味なことで、雑談が一番の仕事とも言えます。

よくあるシェアオフィスの業務と近い部分ももちろんあるのですが、ただ単純に居心地の良いコミュニティを作ることだけを目的に仕事をしているわけではないというところが、一般的なコミュニティマネージャーとの違いかもしれないですね。

先ほど「拡大家族のような」という話も出ましたが、RYOZAN PARKのコミュニティマネージャーは、困った時に頼ることができたり、ちょっとした生活の悩みを共有できるような関係性を育むことを目的に仕事をしています。

オーナーの竹沢さんは、
Life is better shared
という言葉をコンセプトに掲げていて、スタッフ自身もそこに共感して動いています。

自分が良いと思ったことをメンバーさんに共有するし、逆に教えてもらうことも多い。

その双方向のやり取りを生み出すために働きかけることこそが、大きな特徴の一つだと思います」

大塚の魅力は人の熱さと暖かさ

浦長瀬さん「大塚に来て一番魅力に感じたのは、この街の飲食店の人たちの“熱さ”ですね。個人でお店をやられている方が多くて、それぞれがすごくパッションを持っているんです。その熱量が街全体を引っ張っている印象があります。

象徴的だなと思うのが、天祖神社の横にある『バール青ィ印』という居酒屋なんですけど、そこは元日本代表のラガーマンの方がやっているお店で、「大塚を盛り上げるぞ」「飲食店みんなで頑張ろうぜ」という熱い想いがすごく伝わってくるんです。

コロナ禍の時も「こんな時だからこそ頑張ろう」と声を上げていて、その姿勢にすごく勇気をもらいました。飲
食店に行くという感覚よりも、話をしに行くという感覚で足を運んでいましたね。

その方も参加している、年に一度の「大塚酒ウォーク」というイベントがあるんですが、そこに関わっている飲食店の皆さんのパッションも本当にすごくて。
近隣のお店同士で助け合いながら、「みんなで街を盛り上げていこう」という空気が自然に生まれているんですよね。

そういう連帯感があるところが、大塚の好きなところです。

機械的な関係ではなくて、ちゃんと人と人として関われる温かさがあるんですよね。

しかも大塚は、歩いて回れる範囲にいろんなお店や人が集まっていて、いわば
スープの冷めない距離感
で全部がつながっている感覚があるんです。そのコンパクトさと快適さは魅力的だと思います」

高木さん「パッとおすすめしたい飲食店で思い浮かぶのは、『山陽亭』ですね。もんじゃ焼きとお好み焼きのお店で、かなり昔からある老舗だと思います。
私の法人のメンバーが大塚に来たときの打ち上げでは、みんなで山陽亭に行ってもんじゃを食べるというのが定番になっています。

ここは働いている方の雰囲気がとにかく良くて、お母さんも暖かく迎えてくださいますし、お父さんも普段は厨房にいらっしゃるんですが、帰るときになるとわざわざ出てきて挨拶してくれるんです。
そういう距離の近さというか、人の温もりをすごく感じるお店ですね。

実は幼い頃からずっと通っているお店でもあって、自分の中では大塚を象徴するようなお店の一つだと思っています。

それからもう一つ、大塚で好きなお店に中学生の頃からずっと通っている『ビリス』という美容院があります。サンモールの中にある美容院なんですけど、店長さんとすごく仲が良くて、中学2年生の頃から今まで毎月通い続けています。

毎年恒例の大塚阿波おどりの時には特別にセットしてくれたり、高校の卒業式の前に「どうしてもその前にカットしたい」と相談したら、「卒業祝いだからサービスでやってあげるよ」と言って、開店前にお店を開けてカットとセットをしてくれたこともありました。

大塚で生まれて、これまでずっと大塚で育ってきたのですが、大塚は池袋の繁華街的な雰囲気と、巣鴨のゆったりとした暖かな雰囲気のちょうど間にあるというのが特徴だと思っていて、そこが魅力の一つだと感じています」

大塚を一言で表すなら?

施設名RYOZAN PARK OTSUKA
住所〒170-0005
東京都豊島区南大塚3-36-7 南大塚T&Tビル
リンクホームページ/Instagram
ヤナイ

GOtsukaを運営する㈱アナザーパスのインターン/ライター。東京生まれ東京育ちの東京22年生、大塚1年生です。まずは友達100人目指します。眼鏡を愛しています。