絶品タコライスと語りの場 | 『沖縄バルCrazyTaco&π』三宅裕重さん

クレイジータコ三宅さんご夫婦の写真。 大塚人インタビュー

JR大塚駅南口から徒歩約2分。
昨年7月、大塚に珍しいタコライス屋がオープンしました。

その名も『沖縄バルCrazyTaco&π』

迎えてくれた店主の三宅裕重さんは、とても気さくで朗らかな人柄。

取材のためにお店を訪れたはずが、始まる前の雑談でこちらが話を引き出され、気づけば将来の夢を語ってしまっていました。

なんでも話してしまいそうになる居心地の良い雰囲気と、そのお店を営む三宅さんご夫婦の人柄にすぐに惹かれてしまいました。

今回はそんな三宅さんご夫婦に、お店について、そして今後の夢についてお話を伺いました。

夫婦で始めた新たな挑戦

クレイジータコの外観写真。

この店は昨年の7月7日、娘の誕生日にオープンしました。

僕はもともと神田で焼き鳥屋をやっていて、ありがたいことに軌道にも乗って板橋に2号店も出したんです。

ただそこからはいろいろと紆余曲折があり、一度お店を畳むことになりました。

その後は焼肉のコンサルなどをしていたのですが、“雇われている”という立場にどこか物足りなさを感じ、

「やっぱり自分でやった方が楽しいな!」

と思ったんです。

そこから再びお店を始めることを決意しました。

この場所はもともと妻が10年以上ネイルサロンを経営していた場所だったのですが、

「60歳になるまでのあと10年、小さな店からもう一度始めたい」

と妻と話し合い、夫婦で新たに店を始めることにしたんです。

それが、『沖縄バルCrazyTaco&π』です。

妻が沖縄出身で、タコライスが大好きなんです。
ただタコライスの専門店ってなかなかないじゃないですか。それで、

「ないなら自分で作ればいいか!」

と思い、昼はタコスとタコライスをメインに、そして夜はお酒を飲みながら沖縄の料理が楽しめる形の店をやろうと決めました。

ちなみに店名の由来は、ボリュームたっぷりで、「お腹いっぱいになります!」という意味で「CrazyTaco(クレイジータコ)」に。

夜は、「ずっと途切れず繋がっていきますように」という願いから円周率の「π(パイ)」をバーの名前に付けました。

会話を通して新たな出会いが生まれる場所へ

うちの店は全部で8席しかない小さな店ということもあってか、来てくださるお客さんの層がちょっと特徴的かもしれません。

いわゆるサラリーマンの方が仕事終わりに何人か連れてやってくるということはあまりなくて、フリーランスで仕事をしている方や、一人でふらっと来る方が多いですね。

外国の方がふらっと立ち寄ることもあります。

店のつくり自体が、いわゆる「THE居酒屋」という雰囲気ではないですからね。

リーズナブルにワイワイ飲むというよりは、少人数でゆっくりご飯を食べながら、お酒を飲んで、会話を楽しむ。そんな時間の過ごし方を楽しんでもらいたいです。

僕自身しゃべるのが好きなタイプなので、お客さんとはよく話をするんです。
もちろん話したいと思ってくれている方に対してですが、いろいろと質問をしてしまうんです(笑)。話を聞くのが好きなんですよ。

実際、会話を楽しみに店に来てくれる方も意外と多いです。
たまに隣のお客さん同士で会話が弾んで、そのまま仲良くなっていることもあります。

この店をきっかけに新しい出会いが生まれてくれないかなとも願っています。

とにかく住みやすい街、大塚

大塚の良いところは、やっぱり素朴なところですかね。

ちょっとカッコよく言うなら、「レトロモダン」なところだと思います。

古き良き街並みと、新しい街の雰囲気がうまく融合しているように感じるんです。

この店があるのは南口ですが、北口の方は再開発が進んですっかり港区みたいになって。

一方で南口は、昔ながらの商店や飲食店が今も並んでいて、いわゆる昔からの街並みが残っている。

新しいものと古いものが共存していて、それがひとつの街として成り立っているところが、大塚の魅力なんじゃないかなと思います。

それと、住む街としてすごくいい場所だと思っています。
子育てもしやすいんじゃないかなと。

少し行けば茗荷谷の方に学校もたくさんありますし、近所にはスーパーも多い。
幼稚園や保育園も充実していますし、公園も近くにあります。少し足を伸ばせばIKE·SUNPARKのような大きな公園もありますからね。

池袋は人通りも多くにぎやかですけど、大塚はそれに比べると落ち着いていて、治安もいいと感じています。

休日にはすぐ池袋にも出られますし、とにかく便利です。
住む街としては本当にいい場所だと思いますね。

大塚でおすすめのお店は行ったことがないお店!?

僕はまだ行ったことがないんですけど(笑)、大塚でおすすめしたいお店が一軒あるんです。

沖縄料理が楽しめる「波南(なみなみ)」というお店です。

というのも、うちに来るお客さんから「沖縄そばはないんですか?」と聞かれることがたまにあるんです。

でも沖縄のタコライス屋は基本的にタコスとタコライスしか売っていないものなので、うちもメニューはタコスとタコライスを中心にしています。沖縄そばは絶対に扱わないと決めているんです。

その代わりに、「沖縄そばが食べたいならここが美味しいですよ」と紹介しているのが「波南」さんなんです。

「波南」さんは僕の妻が沖縄そばを食べたくなった時によく通っていて、それがきっかけでお店の方とも仲良くなったみたいです。

僕自身はタイミングが合わなくてまだ行ったことがないんですが、妻が「とても美味しい」と言っていますし、店長さんがとても良い人なんです。

なので、ぜひぜひ行ってみてほしいです!

これからの10年は、やれることを全てやる

実は4月くらいから、この場所で新たにカフェもやってみたいと思っています。

朝の時間帯とアイドルタイムを使ってのカフェ営業で、沖縄の料理や雰囲気に合うようなコーヒーを提供できたらいいなと考えているんです。

それと、妻の知り合いが農園をやっているので、そこから取り寄せたフルーツを使って、バナナスムージーやパイナップルスムージーなんかも出す予定です。

もしこのコーヒーの評判が良ければ、将来的にはコーヒー専門のお店を別の場所でやってみるのも面白いかなと思っています。

この場所を拠点にして、いろいろなことに挑戦し、うまくいったものを次の店につなげていく。

今後はそんなふうにトライアンドエラーを重ねていきたいですね。

やっぱり挑戦する以上は、できる限りやり切りたいと思うんです。

これまで飲食をやってきた経験もありますし、理想を言えば、このあたりで3店舗、そして妻の出身地である沖縄にも2店舗出店し、それを娘に残してあげられたらいいなと夢見ています。

僕は今51歳なので、60歳まであと約10年。
その10年で、やれることは全てやり切りたいと思っています。

夢って言葉に出すと叶うと思っていて、いわゆる“言霊”ですよね。

だからここに来るお客さんにも、自分の夢をどんどん話すようにしているんです。
口に出して続けていると、不思議と夢へ近づいていくと思うんです。

さっき取材の前にお兄さんも夢を話してくれましたけど、やりたいと思うからこそ言葉に出るわけですよね。

どんどん口に出していけば、自然とそういう仲間が集まってきて、協力してくれる人も現れると思うんです。

これは人生の先輩としてのアドバイスです(笑)。

大塚を一言で表すなら?

絶品タコス&タコライスをご紹介!

タコライス ¥1,000

実は今回の取材の前、営業時間内にお邪魔をし、タコスとタコライスを編集部メンバーがそれぞれ堪能させていただきました!

三宅さん曰く、『CrazyTaco』のタコス・タコライスの特徴は、なんと言っても肉々しい食感のお肉にあるそうです!

通常よりも目の荒い挽き肉を使用することによって、「今まさに肉を食らっている!」という感覚を味わうことができ、量以上の満足感が得られる、まさしく“クレイジー”なタコス・タコライスとなっています。

また、ソースにもこだわりが。

様々なスパイスを入れて作る自家製のサルサソースには、刻んだ生トマトが入っています。

実は沖縄のタコライスには本来トッピングとしてトマトが乗っていることが多いそうですが、『CrazyTaco』さんではそれをあえて乗せず、ソースの中に生トマトを入れているのだとか。

そうすることでトマトの食感とジューシーさを味わうことができる、やみつきソースとなっているのです!

タコス ¥1,000
店名沖縄バルCrazyTaco&π
住所東京都豊島区南大塚3-52-6
営業時間ランチタイム 11:30〜13:30
BARタイム 17:00〜23:30
定休日日曜日
リンク食べログ / Instagram / X
ヤナイ

GOtsukaを運営する㈱アナザーパスのインターン/ライター。東京生まれ東京育ちの東京22年生、大塚1年生です。まずは友達100人目指します。眼鏡を愛しています。