「楽しい街」大塚を盛り上げたい | 水引教室『アトリエfeuille』山口葉子さん

アトリエフイユの山口さんとそのご主人の写真。 大塚人インタビュー

JR大塚駅南口より徒歩約6分。
大塚の地で長年経営されている酒屋『上州屋』さんの中に『アトリエfeuille(フイユ)』はあります。

水引作品の販売と、レッスンを行なっている『アトリエfeuille』さん。

今回は講師であり作家の山口葉子さんに、水引のことや大塚への愛についてお話を伺いました。

以前ご紹介させていただいた記事はこちらです↓

大塚のために自分ができること、水引との出会い

上州屋さんの外観写真。

実は、私はずっと水引をやっていたというわけではないんです。

そもそもこの場所は主人が三代目の酒屋です。
私も嫁いできてからはずっと酒屋のお手伝いをしていました。

2019年くらいに子育てがひと段落し、落ち着いてきたタイミングで

うちでお酒を買っていかれるお客様にもっと喜んでいただけるようなことを何かできないか?

ということを考えるようになりました。

ちょうどその頃、三業通り商店街の人たちも「大塚を盛り上げていこう!」と沸き立っていた時期というのもありましたね。

そして、
「『上州屋』としては何ができるだろう?」
と考える中で、これまで「熨斗をかけてほしい」というご依頼には、水引が印刷された熨斗紙で対応していたのですが、「本物の水引で結んでみてはどうだろう」と思い至ったんです。

それが水引との出会いでした。

しかし当時は、どう結んだら良いのか、そもそもどこで買ったら良いのかもわかりませんでした。

そんな時、商店街で水引の結び方をちょうど知っている方がいて、昼休憩の合間に習いに行くことができたんです。

今はYouTubeの動画や、本もたくさん出版されているということもあって学べる場が多く、気づけば水引をラッピングの紐という感覚から、一つのアート作品として捉えられるようになっていました。

そう捉えてからはまた一段と面白くなってきて、「あれも作りたい」「これも作りたい」という意欲が湧いてきたんです。

そこから一年後くらいに、世間がコロナ禍となってしまいました。

飲食店は休業に追いやられ、本業の酒屋の方は一件も注文が入らない状況になってしまったんです。

でもその時間を水引の練習に充てられたことは、今思えば良かったとも言えますね。

一生懸命練習をし、結果的にかなり技術を向上させることができました。

コロナ禍が明け、少しずつ動き出してもいいといった世相になった頃、主人から
「教室開いてみてもいいんじゃない?」
という言葉を受けて、酒屋さんの中に水引のレッスンをする部門を立ち上げました。

それが、水引の販売とレッスンを行っている『アトリエfeuille』です。

あくまで目標は「大塚楽しい!」と思ってもらうこと

教室のコンセプトというか、一番大切にしていることは先ほども言ったように、
大塚を盛り上げたい!
ということです。

大塚という街を知らない人たちが、
「水引を習ってみたい」
とここを訪れ、
「大塚にせっかく来たんだから美味しいものでも食べて帰ろうかな」
と思っていただくことが理想ですね。

最近ではそれが実現しつつあるなとも感じているんです。

開いた当初はお友達がお友達を呼んできてくれるといった形で、知り合いの伝手でレッスンを受けてくださる方が多かったんです。

ですがそこからInstagramを開設し、レッスンの様子や水引の写真を掲載するようになると、それを見た方が大塚まで足を運んでくださるようになってきました。

つい最近も愛知の方が推しのコンサートを見に関東の方まで来たということで、次の日レッスンを受けに来てくださいました。

その他にも地方からやって来てくれる方や、海外に住む日本人の方が一時帰国されたときに、日本の文化に興味のある海外の方へ水引を伝えたいと習いに来てくださることもあります。

そういった方々を前にすると、私は「レッスンに来ていただいてありがとうございます」という気持ちももちろんあるのですが、同時に、
ようこそ大塚へ!
と言ってしまうんですよね。

よくぞ大塚へ来てくださいましたと。

レッスンに加えて、「大塚ってこういう街なんです。楽しんでいってくださいね」と大塚への愛も熱く語ってしまいます。

他の手芸とは違う水引の魅力

水引は出来上がった作品のかわいさだけでなく、そのかわいさの中に意味があるというのが素敵だなと思いますね。

水引はもともと、「人と人とのご縁を結ぶ」という意味があります。

結び方それぞれにも意味があります。

レッスンを通して
「結びに意味があるという事をはじめて知りました」
と水引を魅力に感じてくださる方がたくさんいらっしゃいます。

あとは日本には四季折々の景色、四季の移ろいがありますよね。

そこで例えば桜の咲く季節だったら、桜の花を水引で作り、手のひらサイズの空間で季節を感じてみたりもしています。

そういう時間って豊かな時間だなと思うんです。

水引が好きになったおかげで、季節のことや日本古来の行事だとか、そういったものにすごく興味を持てるようになりました。

水引に出会って、本当に良かったと心から思っています。

個性溢れる大塚三業通りの魅力

実は三業通りって、大塚に住んでいる人でも足を踏み入れたことがないという方が結構いらっしゃるんですよ。「あの通りは行ったことないよね」といった感じで。

でもここには美味しくて素敵なお店がたくさんあるので、私としてはやっぱり知っていただきたいし、足を運んでいただきたいと思いますね。

大塚三業通り商店街には、昔から営業しているところもありますけど、新しく参入してくる新規のお店もあります。

個性的なお店も多くて、それに皆さんとても良い方たちで、みんな仲が良いというのが特徴ですかね。

例えば、商店街の入り口にある『Shisui deux』さんでは、火曜の夜にショーを観ながら食事ができるんです。

しかもそこの店長さんは「芸者ちゃん」を考案してくれた方でもあるんですよ。

他にも『とんかつ三節』さんや、『小倉庵』というお蕎麦屋さんなども美味しくて、頑張っているお店がたくさんあります。

レッスンに来た生徒さんからご希望があればお昼をご一緒したり、おすすめのお店をたくさん書き出してご案内しています。

面白くて楽しいお店ばかりですので、ぜひ一度訪れてみていただきたいです。

大塚を一言で表すなら?

大塚を一言で表すならの写真。
店名アトリエfeuille(フイユ)
住所東京都豊島区南大塚1-46-21
リンクHP / Instagram
ヤナイ

GOtsukaを運営する㈱アナザーパスのインターン/ライター。東京生まれ東京育ちの東京22年生、大塚1年生です。まずは友達100人目指します。眼鏡を愛しています。